「物と人」

金沢の「モノトヒト」さんが出版した同タイトルの展示会の(きっと)双子のような書籍「物と人」。

 日用に使われている物は、その人がそこに宿り、私たちに語りかけてきそうです。10人いれば10個の珈琲カップがあり、10脚の椅子があり、10人の生活があり、10の物語があります。各々の経験や記憶が全て違うように、その感覚の違いを育んでいこうと教えてくれているような気がします。物は人に作られ、人に選ばれ、人によって最後を迎える。そしてそれは人間社会が続く限り、繰り返されていくのでしょう。物が過剰にある時代、作り手だろうが、選び手だろうが、「物」に携わる仕事を選んだ私たちは、少しでも、健全で良い「物」を生み出し、紹介していく責任を携え、再び、次の物作り、物探しに舵を取って行くのでしょう。
生活工芸プロジェクトHPより一部抜粋

造りも、内容も、工芸品のような温かで大切にしたくなるような本でした。


2016.01.22

粋っ!

みなさま

あけましておめでとうございます!
本年もどうぞよろしくお願いします。

さて、これを枕の下に敷いて眠ると良い夢が見られるよと、
浅草の曲げわっぱ屋さんでいただいた「お宝」というA5サイズのカード。

 ながきよの
 とおのねふりの
 みなめさめ
 なみのりふねの
 おとのよきかな

回文になっていて「どこから見ても良き夢」を洒落ていたもの、
といわれているそうです。

洒落てる!これは洒落ておりますね!!


2016.01.03